隣は いつも君だった・・・


隠してもしょうがないし、正直に言おうかなぁ〜、と思った。

「自己紹介をするのが最悪なの!」

「ふ〜ん」

せっかく言ったのに、その反応って・・・

みんなそれぞれ 個性的な自己紹介を始めた。

そんな中、1人で落ち込んでいると さっき興味のなさそうな返事をした 隣の人が 自己紹介を始めたから見てみると、

「俺は、柏木 優人。 よろしく。」

と 超ー適当な自己紹介をして 机に突っ伏してしまった。

こんな自己紹介でもみんなは気にしないで笑ってた。

私が柏木くん、寝ちゃったのかなと思ってたら こっちに顔をむけて、

「こんな感じでも 気にしない奴らだから 大丈夫だ」

と言い、少し微笑んだ。

そして 今度は本当に寝てしまった。

その時、私は本当は優しい人なのかもしれないと思ったし、なんか柏木くんの言う通り 大丈夫な気がしてきた。
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