ひまわり

日記の変わりにいつも詩を書いてた。
だから、たまに書くの。

「なんだ。由里いるんじゃないか」

「お父さん?」
ベッドから起き上がる。

「さっき学校から電話あったよ。娘さん体調どうですか?って
学校行ってなかったんだな。」

「行ってないよ。行きたくないの。毎日イジメられて行ける?」

「気づいてやれなくてごめんな」
「学校やめようって思う。」

「好きにしなさい。」

「お母さんは?」

「今戸惑ってる。」

「学校に退学届けだすから郵送で…」

「ああ…」
そう言ってお父さんは私の部屋から出て行く。

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