ひまわり


―…いつも見てる景色
何も変わらないのに
いつも何か足りなくて
足りないもの探す…

探しても見つからない
諦めかけたその時に
君が現れたんだ。

君の言葉に涙して
君の笑顔に励まされ
気づけば君の存在が
大きくなっていく…

君は太陽で私はひまわり
太陽に向かって伸びる
ひまわりのように……
私も君に向かって
ゆっくり伸びてゆく…―

「冬馬は鈍いからわからないか」
「何が?」

「ほらね。冬馬に対して歌ってるのにわからないなんて…」

「俺に?」

私がばかでした。

「もういい!他の出来ても教えてやんないから!」

ってふて腐れて帰ろとしたら
送ってくって言われた。

「ノーヘルで?」

「バーカ!ほい」
投げてきたのは水色のヘルメット。"ひゃっ"って小さく叫んで受け取ると"キモい"って言われた。

「一人で帰ります!」
って言えば"嘘です"って返ってくる。周りからみたら馬鹿カップルって言われるのかな?

だけど、鈍い冬馬はまだ気づかなから付き合うのは先の事…

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