その涙も俺のもの
それだけ?


それ以外になんかあったっけ?



「…ううんなんでもないよ!」



パッと笑顔になり俺を見る。


重なった視線に思わず、見とれてしまう。



「いお君、クレープ食べたい」



美優が指差した先には、クレープの店。


俺達はそこに行き、クレープを買い近くのベンチに腰掛けた。



「おいひー♪」


「クリームついてるし」


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