その涙も俺のもの
「こんな所で何盛ってんのよ!このド変態野郎!」



―ぬあっ?!

敦子?!



あっ、敦子が後押ししてくれたんだっけ…
(忘れてた…)


「美優、庵君って見た目と裏腹にド変態なんだね」


ド変態という言葉を強調して、私を救ってくれた。



「…んだよ、こいつ」



敦子はキッといお君を睨む。


「この事みんなに言ってやる」


ピキッといお君の顔が引きつった。

< 158 / 233 >

この作品をシェア

pagetop