その涙も俺のもの
「で?美優は?」


ごほっと思わず咳き込んだ。

何を言い出す、敦子さん。



「あんたは最近、告白されてるじゃない?」



―えっ、えっ、えっ?!


「何で敦子が知ってるの?!」

「情報屋をナメないで?」


怖っ!

不適に微笑んだ敦子には、近寄りたくなかった。



「美優、俺、そんな話聞いてへんで?」



うっ…いお君がいるの忘れてた…


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