その涙も俺のもの
コクンといお君の首が縦に動いた。

幸せすぎて、こんなことになるなんて、予想していなかった。



「だからな、行動する時は3人の誰かと行動してな?」

「危ないからね」

「みーを守るから!」



みんなの温かい言葉にうるっとくる。

こんなにもいい人に支えられて、私って本当幸せ者…



2時間目から授業に出る。

先輩の教室の前を通るとき、悪口が聞こえるほどの大きさで言われる。



少し辛かったけど、敦子がカバーしてくれたおかげで何とか耐えられた。


登下校はいお君がいるので、すごく安心出来る。



―しかし


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