チョコレート戦争


「「姉ちゃん、ゲームしていい?」」


お腹一杯になった双子は、もう遊びモードに切り替わったみたい。


「いいけど、仲良くね」

「「わかってるってぇ」」


居間へ駆けてく後ろ姿を目で追いながら、あたしはちょっぴりドキドキしてる。

ジウさんと二人残された食堂で、その熱い視線に気付いたから。
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