闇のプリンス ~オオカミと死の女神~《休載中》

「ルキ…ア? 」


ぐいっと腕を引かれ、そのままギュッと抱きしめられた。


「え、えっ?!/// 急にどうしたの?/// 」


突然の事で、どうしたらいいのか分からない。


まさか、抱きしめられるなんて…///



その時、私の指先から微かな光が現れ、ルキアの背中へ流れるように2人を包み込んだ。


「やっと思い出せた 」


そう呟いて、そっと体を離した。


思い出せたって……


「このキモチ、樹里が思い出させてくれたんだ 」


私の想いが通じた瞬間だった。


「怖い思いをさせて悪かったな 」


そう腕を掴むと、また優しくキスを落とした。


すると、徐々に傷口は塞がり、痛みも消えて行った。


どうなってるの?!


< 61 / 133 >

この作品をシェア

pagetop