闇のプリンス ~オオカミと死の女神~《休載中》
「ルキ…ア? 」
ぐいっと腕を引かれ、そのままギュッと抱きしめられた。
「え、えっ?!/// 急にどうしたの?/// 」
突然の事で、どうしたらいいのか分からない。
まさか、抱きしめられるなんて…///
その時、私の指先から微かな光が現れ、ルキアの背中へ流れるように2人を包み込んだ。
「やっと思い出せた 」
そう呟いて、そっと体を離した。
思い出せたって……
「このキモチ、樹里が思い出させてくれたんだ 」
私の想いが通じた瞬間だった。
「怖い思いをさせて悪かったな 」
そう腕を掴むと、また優しくキスを落とした。
すると、徐々に傷口は塞がり、痛みも消えて行った。
どうなってるの?!