運命の初恋愛
「姉は今、日本にいるの」

「!」


えっ……。
ハッとして、顔を上げる。



「ジュヨンがどうして、日本で活動しようと思ったのか……分かる?」


ジナさんの瞳が、とても悲しそうで……。
嫌な予感がした。


どくん、どくん。
まさか……。



「姉の事……ジュヨンはまだ……忘れてない……」


「!」


……やっぱり、そうなの?
そんな……。



「今日だって、2人は会ってるのよ」




信じられなかった。


指先からスッと血の気が引いていって。
全身の力が抜けた。


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