運命の初恋愛
カア――。
生まれて初めての、好きな人からの告白。

思い出して赤面。


ど……どどど……どうしよう。

急に、ドキドキしてきた。



「(ハナ?)」

ジュヨンさんが名前を呼ぶ。


「!」

や……やだ。

今度は、その口元に目がいって――。


キス――――。

した事を思い出す。


ドキドキ。
かなり動揺してきた。


そりゃあ、ジュヨンさんは慣れてるかもだけど。
私にとっては初めての経験で……。


唇と唇が「チュ」って――。
きゃあ。



「(ハナ、ずっと聞きたかったんだけど……)」

「はい、ファーストキスだったんですっ」


「(え?)」

「へ?」


「(ファーストキス?)」


< 197 / 213 >

この作品をシェア

pagetop