運命の初恋愛
――だけど。


私の心の扉は、いつも閉まっていて


絶対に、自分から開けようとしない…――


いつも

いつも


他人まかせ。


誰かに扉をノックしてもらうのを待っているだけ。



目をつむって

耳をふさいで


人と向き合う事から逃げている。




――そんな人間、誰が相手にしてくれる?




だから……

決心したの。


心の扉を開いて、人と向き合ってみようって……。



そう決心したの。




恋がしたい。
恋されたい。
恋愛したい。



あの本を読み終えた今、私は強く願っている。



この世界のどこかに

きっといる、



私の運命の相手(ヒト)――。



その相手との出会いを――…




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