運命の初恋愛
「こんにちは」


いつもの時間。

いつもの場所。

足長さんに挨拶。



笑顔を見た、あの日から。
月曜日が2回きた。


この日も、いつものように、私の話ばかりをしていた。



「明日から、雨になるって」

「…………」


「降らなきゃいいな」

「…………」


「だって、雨の日は会えないから」

「…………」



そう。
私がリハビリを手伝う許可を貰った日。



『今のまま独りで過ごさせるよりも、誰かと一緒にいる事で、少しでも何かを感じてくれたら、って。だから、今日からよろしく』



その後、先輩はこう続けていた。



『ただし、雨が降る日は中庭に出られないから、リハビリは休み。OK?』


って……。


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