運命の初恋愛
「お疲れ様でしたぁー」


カバンを肩にかけて、透明なガラスの扉を勢いよく開ける。


仕事終わり。


「よし、行くか」


小さく呟いて、私は足早に歩き出す。



今朝、車のタイヤがパンクしちゃって、修理をお願いしてたんだ。


腕時計に視線を落とすと、
ちょうど午後2時だった。



そろそろ修理が終わってるかな?



私は工場まで歩いて、可愛い愛車を迎えに行った。


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