であった頃のままで
自転車通学だが今自分が何をしてるかさえ

わからないくらい眠たかった。

学校はいつもどうりだった

こんなに休んだのにだれもが昨日も学校だったかのようだった

そんなとき「真、おはようぉ」と聞き覚えのあるこえがした。

畑 信康だった

彼は僕の親友でありクラスメイト

僕が唯一相談できる友である。

「おーいどした?ねみーの?」

だが彼に返事はしなかった

なぜなら彼のおかげであのような勉強してしまったからだ

彼は毎日のように僕の家にきてこう言った

「宿題なんていいじゃんあとでやれば・・・」と

確かにそれにつられてしまった自分も反省せざるおえない所もあるが

それが親友であるがゆえに彼の誘いは断れなかった。

「おーい 無視スンナや」

「バチン!」

遂に畑が怒り、手に持っていた国語のノートで僕を叩いた

「すまん今起きた」

僕は畑の怒りを抑えようとしながら思った

「あのときも畑のせいだったな」

あのとき・・・
そう彼女に会った日だ

あのときは畑と、あのなんにもない公園で待ち合わせしてたのに

アイツは来なかった

「今起きたってんじゃどうやって学校きたんだよ?」

そう考えると、なにかはらがたってきてしまった

「なにがぁ?」

僕はちょいとトーンを下げて怒り気味で言った。

「い、いやなんでもね〜よ」
「あ、チャイム鳴っちまうから席つかねーと」

あきらかにビビっていた畑を見ながら思った

でもあいつののおかげで彼女に会えたんだよな

僕は自然と、にやけてしてしまった。

そうやっているうちにチャイムが鳴った。





< 4 / 5 >

この作品をシェア

pagetop