Dear


「よく見てみなよ。あのルックス。」

「え?陽ちゃんよりイケメン…あ、違う。綺麗な人間この世にいるの?」

絶対いない自信がある。

陽ちゃんより綺麗な人間はこの世界にいないはず。

「バカっ。見てみなよ」

私の顔を無理やり手で掴んで窓の外に向けた。


すると…


―…わぁ……


「綺麗…。」

男の人なのに、"綺麗"って言葉がぴったり人。

目が凄い茶色くて、笑うとくしゃって目がなくなる。

鼻が高くて、髪の毛は染められているのか栗色だった。

なんか…


「次元が、違う…。」


まさにこの言葉がぴったり。


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