小悪魔メイドはエリート社長様専用
「透真社長が!?会議のコト忘れていませんか?」


「忘れてないが……俺は…頼まれたコトはちゃんと最後までする男なんだ…」


「誰に頼まれたんですか?」


俺たちは次のコンビニまで早足で歩いていた。


背中に額に汗が滲み出てくる。


「……美古ちゃん…」
無意識に俺は彼女の名前を口にした。
相手が澪生だってコトを忘れて……ーー



「美古ちゃん???美古ちゃんって…麻古さんの妹の???」


「!?」
俺は澪生の方を見つめる。


澪生の瞳は円くなっていた。


俺はヤバイ相手に…うっかりと口を滑らせてしまった。


< 100 / 201 >

この作品をシェア

pagetop