小悪魔メイドはエリート社長様専用
《7》世紀のウェディング

~美古side~

朝からテレビは紫穂様とナルの結婚の話題で一色。


透真は夕方からは晩餐会に行く為、今日は早めに帰宅するとのコト。
こんな時くらい…時間に余裕持たせて…会社は休めばいいのに…



社長様はそうは都合よくいかないらしい。


本宮さん、森高さん、古平さんまでリビングに集結。


日本のロイヤルウエディングに仕事はそっちのけで注目。



私のナルのイメージは今でも銀髪にクールフェイスのアイドル時代しか浮かばない。


愛想よく笑って手を振る黒髪のナルには興味はない。


私は一人でリビングを出た。

 




< 117 / 201 >

この作品をシェア

pagetop