小悪魔メイドはエリート社長様専用
場所を羽衣の間に移して食後酒と供した。


舞踏会場もあるこの部屋。

大きな眩い光を放つシャンデリアが目を惹く。


「!?」


「初めまして…濱部透真さんですよね…浦川佐織です」


俺はやっと浦川さんに会うコトが出来た。


「…こちらこそ…初めまして…」


会話が続かない。
俺はこの見合い…断りたかった。


「!?」


浦川さんはフロアに目を向ける。


「やはり…ナル様はワルツもお上手ですね…」


ナル様が紫穂様とワルツを踊っていた。

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