小悪魔メイドはエリート社長様専用
澪生は得意な絵を栗原の餞別に渡す。


「本当にそっくりですね~。さすが澪生画伯」


栗原の顔を描いた澪生の絵。


本当に…瓜二つだった……


「ありがとうございます。大切にしますよ…副社長」


「ありがとう~」


俺と澪生は社長室を出て…エレベーターまで栗原を見送る。


「お世話になりました…」


栗原は礼儀正しく…俺たちに頭を下げる。


「こちらこそ…ありがとう…栗原」

扉の開いたエレベーターに乗り込んだ。
扉が閉まる瞬間まで俺たちは栗原の姿を見守った。

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