小悪魔メイドはエリート社長様専用
「…しかし…彼女は騙されて…」


「…この子…透真の女か??」


「違う!!…知り合いの妹だ…お前だって知ってるだろ?小田切麻古」


「あ~っ…お前の彼女か…合コンでいきなり…持ち帰った」


「余計なコトを言うな!!」


俺はキッと坂野を睨み据える。



こいつの幹事をしていた合コンで俺は麻古と知り合った。
今、思えば…あの頃の俺は大胆だった。


「そう言えば…この子も小田切だっけ…」


「麻古の妹だ……」


「 『星凜堂』の社長さんなら女なんて引く手数多のはずなのに…元のカノの
妹に手を出すとは…」


「だから違う!!!」


俺は語調を強くして坂野を更に睨んだ。

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