小悪魔メイドはエリート社長様専用
田園調布に入ると…建ち並ぶ家々は一つ一つ大きい。



さすがは私たち庶民には住むコトに出来ない高級住宅街。


私はため息が漏れる。



そして車は一軒の家に入っていった。


門を潜ってもまだ邸宅は見えて来ない。
深い緑の森を抜けてようやく邸宅が見えて来た。


白い外壁の2階建ての建物。



車は大きな扉の前で停まった。


私と透真は降りる。


私たちを3人の使用人が出迎えてくれた。


「お帰りなさいませ…ご主人様」


年老いた男性が透真をそう呼んだ。
麦わら帽子に作業服の男性。

執事でない感じ。


「庭師の森高(モリタカ)さんだ…隣に居るのは厨房担当に古平(フルヒラ)さん…」


透真は3人を紹介し始めた。



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