1332
「和樹くん!久しぶり
奈菜だけど覚える?」

「奈菜ちゃん?覚えとう」

私たちはずっとメールをした。
友達とラーメンを食べに行った話をしたり、
オススメの映画を教えてもらったり、
ちょっとずつ和樹くんのことを知って
私は和樹くんのことが好きになった。


「和樹くん、今なにしてるー?」

「和樹でいいよ☆
俺も奈菜って呼んでいい?」

「いいよ」


私たちはお互いを
呼び捨て呼ぶようになった。


時間が経つたびに仲が深まって
私は和樹のことを
どんどん好きになった。
< 4 / 6 >

この作品をシェア

pagetop