雫〜あたしと先輩〜





「彼女はただの過呼吸であって命に別状はありません。」





俺はそう聞いた瞬間、肩のヘンな力が抜けた。





「しかし…彼女の身体にいくつものアザがありました。」





「アザ?」





「ええ。それも、転んで出来るようなアザではありません。最近、彼女に変わった様子はありませんでしたか?」





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