となり
駅に着くと早速とばかりに
大きな時計台の前に立つ信吾

『やっぱり北海道と言ったら時計台が名物だよな。大人二百円だってよ』と
信吾が言うと私達は売り場で
チケットを買うと中に入る

中に入ると時計台の
歴史を感じ信吾は
パチパチと写真を撮りながら
そして中をひたすら歩く

しばらくすると
お土産売り場があった
梨沙子は近寄り
小さな時計台の模型が付いた
ストラップが置いてあった

『これ可愛いね』と
梨沙子が手に取ると
『うん、可愛いね。あっ私、お父さんとお母さんにペアで買って行こうかな』と
梨沙子の横で私も
ストラップを二つ手に取り
レジに急ぐと後ろから
梨沙子もひとつ手に取ると
『待って、私も買う』と
小走りでレジに向かった

そして時計台を出て少し歩くと
観光スポット案内と
書かれた場所を見つけると
『あそこで、ちょっと聞いてみる?』と
梨沙子は指を差し中に入る

『おはようございます。ご用件は何でしょうか?』と
受け付けに座った
女性の人が声をかけた
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