となり
『何で?』と
私は信吾の問いかけに答え
一瞬鼓動が早くなり
動揺しているのがわかった

『何で?って、休み入る前からずっと元気なかっただろう。梨沙子も心配してたぞ。言いたくないなら、聞かないけど、何かあれば相談しろよ』と
信吾は言うと急に足を止めた

『あっ、ここだ。もえここで昼飯食おうぜ』と
信吾はお店を指差し店に入る

『いらっしゃいませ。何名様ですか?』と
お店の店員さんが尋ね
信吾は指をピースにして
『2人です』と元気に答えた

『では、こちらにどうぞ』と
窓際の席に案内されると

『もえ、何食う?ここのパスタ美味いんだよ。よく買い物がてら梨沙子と来るんだ』と
メニューを見ながら
笑顔で信吾は言う

『綺麗なお店だね。信吾は梨沙子と本当仲良しだね。プレゼント何するか決めたの?』と
私はメニューを伏せ
コップに入った水を飲む

『空太と上手く行ってね~のか?空太から電話あったけど、かなり悩んでたぞ』と
信吾は私をを見ながら答えた

『もえ、あの話聞いたんだろう?もえにどうやって話そうか、ずっと悩んでたんだ。悩む前に、もえに全て言ちゃえよって、俺に相談するより先に、もえに言う方が先だろう…って』と
言葉が途切る
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