となり
離れている彼も今頃は
頑張っているに違いない
私も負けないように
頑張らないと行けない
そんな気持ちになった

『ただいま』と
私は玄関の扉を開け
家の中に入る

『お帰り。ご飯もう用意できるわよ』と
母親がリビングから声をかけた
『うん、着替えてくる』と
私は階段を上がり部屋に入り
着替えを済ませ階段を下りる

リビングに入ると
中からはご飯のいい匂いがし
いつもは帰りが遅い
父親が新聞を見ながら
ソファーに座っていた

『お父さん、今日は早いね』と
私はお父さんの横に腰をかけ
テレビのチャンネルを変える

『ああ。今日は仕事が早く片づいたんだ』と
父親は少し機嫌がよかった

『ご飯できたわよ』と
リビングから母親が
声をかけると
私と父親はソファーから
立ち上がりリビングに向かう

『わぁ~今日はハンバーグだ、いただきます』と
私は箸を持ち食べ始める
『いただきます』と
私の前に座った
父親が言いご飯に手を出す

『はい、召し上がれ』と
ニコニコしながら
母親はリビングから声をかける
久し振りに家族
三人で食卓を囲んだ
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