となり
そして休み前には避けられない
テスト期間に入ろうとしている
段々と進路説明や
三者面談なども始めり
進路の細かい作業も多くなると
受験生と言う実感がわき始める

ついこの間に冬休みが
終わったばかりだと言うのに
慌ただしく時間だけが
過ぎ去って行くと
気が付けばあっという間に
春休みも目前まで迫っている

私達はいつもの様に
屋上で昼ご飯を食べていた
『もえ、春休みの予定は?』と
梨沙子の問いかけに
『私は、勿論瑞木君に会いに行く予定。三月は瑞木君誕生日で、プレゼント渡したいなって』と
私は笑顔で答える

『そっかラブラブだね』と
梨沙子はおにぎりの
ゴミを片し立ち上がる
『さぁ、次体育だし着替えないと』と
梨沙子の言葉で
私は頷き立ち上がると

クラッと目の前が突然揺れると
私はその場にしゃがみ込む

『もえ?大丈夫?』と
梨沙子は心配しながら
私に近づき顔を見る

『あっ、大丈夫。急に立ったから立ちくらみ』と
私は答えると
『顔色悪いよ。大丈夫?体育休みなよ』と
梨沙子は心配していた

『大丈夫。昨日あまり寝れなくて疲れてるだけだよ』と
私はそれ以上梨沙子を
心配させないように笑った
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