となり
まず今日は1日目―
準備としてまず
彼へのプレゼントを買いに
駅前まで行く予定を立てた

まだプレゼントを
何にしようか迷っていた

ベッドから起きあがると
体が重くダルかった
重い体を起こしカーテンを開け
リビングに向かう

『あら、春休みに入ったのに、ずいぶん早いお目覚めね』と
母親の言葉に
私は時計に目をやる

『早いってもう、10時過ぎてるし』と
私は顔を洗いに洗面所に向かう

顔を洗うと急に襲いくる吐き気
タオルを持ってきた
母親が心配そうに声をかける

『もえ?具合悪いの?休みなんだし、寝てたら?』と
私の背中に手をあて擦る
『大丈夫、大丈夫。昨日ご飯食べ過ぎただけだよ』と
私はタオルで顔を
拭きニコッと笑った

そして遅い朝食を軽く済ませ
着替えを急いで済ませると
『行ってきます』と
母親に元気に声をかけた

バス停に足早に向かうと
タイミングよくバスが停車し
私はバスに乗り込む

バス内は人は少なく
平日の割には空いていた
数分揺られながら
駅前に着きバスを降りると
駅前を人がワサワサと
世話しなく動いていた

私は急に一瞬の立ちくらみをし
近くのベンチに腰をかけた
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