となり
『もうご飯出来るから、空ちゃん、着替えてきなよ』と
真悠の言葉に彼は頷くと
足早に部屋に向かった

私は一足先にリビングの
中に入ると中は
料理のいい香りがしていた
『すごい、いい臭いですね』と
私は口にすると
テーブルの上には
美味しそうな
沢山の料理が並べてあった

『お帰り』と
ソファーに座っていた
彼の父親が声をかけ
『お邪魔してます』と
私は軽く会釈すると
『よく来たね。ゆっくりするといい』と
ニコっと笑うと私は軽く頷く

『ただいま、父さん』と
着替えを済ませて
彼がリビングに戻り
父親に声をかけると
彼は父親の隣に座り込んだ

私は真悠さんの手伝いをしようと
キッチンに足を運ぶと
流し場で手を洗いながら
『真悠さん、何かお手伝いします』と
声をかけた

『本当に?じゃあこれ、プレートに名前入れてくれる?』と
真悠は少し小声になりながら
チョコペンを手渡した
私は小さく頷くと
チョコペンを持ち用意された
チョコレートのプレートに
¨空太¨と漢字で書き名前の下に
HappyBirthdayと
英語で書いた
< 190 / 411 >

この作品をシェア

pagetop