となり
『ありがとう。じゃあお願いしちゃう』と
真悠は言うとテーブルの
上に残っている料理に
サランラップをかけながら
片し始めた

『もえ、明日は何時頃帰るんだ?』と
彼がソファーに座りながら言うと
私は洗い物を済ませて
自分の手を洗い
タオルで拭き彼の隣に座る

『まだ決めてないけど。空太は、明日部活休めないの?』と
私は問いかけると
彼は少し考えながら
『休み中は、個人個人自主トレみたいなものだから、別に休めないことはないけど』

『じゃあ、明日1日…ううん…半日でいいから、久しぶり会えたんだし、どこか行こうよ。せっかく誕生日も当日なんだし一緒にいたい』と
私の言葉に彼は
ちょっと照れ臭そうに笑い
『うん、分かった。明日はもえに付き合うよ。何処か行きたい所とかあるか?』と
彼の言葉に私は子供のように
喜んだ顔をすると
彼は私を愛しそうに見つめていた
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