となり
『お風呂あいたよ』と
真悠が声をかけた

『もえ先入れば?』と
彼の言葉に私は首を横に振り
『空太、先にどうぞ』と
私の言葉に彼は頷くと
ソファーを立ち上がった

そして部屋に戻り
着替えを持つと彼は
お風呂場に向かう

『もえちゃん、洗い物ありがとうね。何か飲む?』と
真悠がキッチンから声をかけ
私はソファーを立ち上がると
またいつもの
立ちくらみに襲われ
私はその場にしゃがみこんだ

『もえちゃん?どうしたの?』と
真悠はビックリし
私に近づき声をかけた

『すいません。大丈夫です。最近よく立ちくらみするですよ。疲れてるんですかね』と
私は真悠に笑顔を向けた

『空ちゃん、前に言ってたけど、倒れたんでしょ?もえちゃんも、一度病院で検査してみたらどう?』と
真悠は立ち上がり
再びキッチンに向かう
そして冷たく冷やされた
麦茶をコップに入れ私に手渡した

『ありがとうございます』と
私は麦茶に口をつける
『もえちゃん、今日はありがとうね。何か空ちゃんも、楽しそうでよかった。四人でご飯も食べれたし』と
真悠は冷やしておいた
ケーキに包丁を入れる
『いえ、私も楽しかったです。久しぶりに空太に会えたし』と
私は笑顔で答えた
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