となり
そして私は口を開く
『わかんないよ…
なんで…そんなこと言うのか…責任責任…責任って何?好きな人が出来て好きな人の子供が出来て、赤ちゃんを産むのに、年齢なんて関係ないじゃん…子供子供って、まだ未成年って意味では子供かもしれない、だけど中学生だって…こうして子供もできる立派な大人じゃん。お母さんもお父さんも、簡単に諦めろって…処理してなかったことにしろなんて、そんなの残酷なこと、簡単に言わないで』と
私は椅子から立ち
震える体を抑え必死で
自分の気持ちをぶつけた

パチン―
私の言葉に母親も椅子から
立ち上がると私の頬に手を挙げ
再び涙を流した
お父さんは何も言わずに
黙って私の顔を見ている

私は叩かれた頬を抑え
両親に見捨てられた様な
孤独な気持ちになった

そして翌朝私は学校を欠席し
朝一で母親と
産婦人科に向かうことになった

昨日は母親に叩かれた
頬の痛みに耐えられず
私は自分の部屋に
話の途中で戻ってしまい
母親の顔を見るのが
今日はとても気まずい
気持ちだった

いつもは母親が
起こしに来る時間になっても
部屋には母親が
入ってくる様子はなく
私はパジャマのまま
静かに階段を下り
リビングの扉を開ける
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