となり
リビングに行きイスに座る
母親がキッチンから
牛乳を持ってくると
私は用意されていた
朝食に手をつけると
父親が立ち上がり上着を羽織る
『行くぞ』と玄関へ歩き出すと
母は玄関の扉を開け
『行ってらっしゃい』と
父が見えなくなるまで見送る
そんな変わらない光景が私は
小さい頃から好きだった
私は口数があまり多くなく
何を考えているかわからない
父のことを母はなんでも
わかってしまう
そんな二人の関係が
とても好きだった…
将来結婚するなら
そんな二人の様な
夫婦になりたいなんて
口にはしなかったが
憧れていたのは事実だった
¨恋¨って言葉では
簡単に口に出来るけど…
この時の私にはまだ
それがよくわからなかった
昨日なぜ二人を見て
あの場から逃げたのか
そして涙が出たのは
なぜか私にはわからない…
不安な気持ちを胸にしまい
学校へと向かう
今日は普段より少し
早目に学校へ行く
コンクールが近いため
朝練があったからだった
1年の私には中学に入り
初めての大会で
力も入り胸も高鳴る
自転車置き場に着くと
朝早いと言うのに
自転車がもう沢山置いてある
私は玄関で上履きに履き変え
部室に向かう
母親がキッチンから
牛乳を持ってくると
私は用意されていた
朝食に手をつけると
父親が立ち上がり上着を羽織る
『行くぞ』と玄関へ歩き出すと
母は玄関の扉を開け
『行ってらっしゃい』と
父が見えなくなるまで見送る
そんな変わらない光景が私は
小さい頃から好きだった
私は口数があまり多くなく
何を考えているかわからない
父のことを母はなんでも
わかってしまう
そんな二人の関係が
とても好きだった…
将来結婚するなら
そんな二人の様な
夫婦になりたいなんて
口にはしなかったが
憧れていたのは事実だった
¨恋¨って言葉では
簡単に口に出来るけど…
この時の私にはまだ
それがよくわからなかった
昨日なぜ二人を見て
あの場から逃げたのか
そして涙が出たのは
なぜか私にはわからない…
不安な気持ちを胸にしまい
学校へと向かう
今日は普段より少し
早目に学校へ行く
コンクールが近いため
朝練があったからだった
1年の私には中学に入り
初めての大会で
力も入り胸も高鳴る
自転車置き場に着くと
朝早いと言うのに
自転車がもう沢山置いてある
私は玄関で上履きに履き変え
部室に向かう