となり
第19章 ~別れ~
そして彼の病気との
闘いが始まろうとしていた

まだ初期の段階と
確認されたことで
今までの生活をしていても
病気の影響はないと判断され
一度退院を許されると
彼は家に帰宅できることになった

その時はもう春休みも終わり
新学期が始まっていた

直人は彼の退院が
決まった時点で
今後陸上を続けて行くのは
難しくなってしまうことを
陸上の顧問の先生に話をするが
真悠はまだ走れる内は
好きなだけ走らせてあげたいと
真悠の言葉に先生も納得はしたが
彼自信はもう
¨走らない¨の一点張りで
このまま退部をすると
投げやりになっていた
そんな彼の姿を真悠は
心苦しく感じていた

彼が退院をしたことを
先生は部員に話をするが
部活を退部することは
部員達が動揺してしまう
恐れを心配した先生は
しばらく休養と言うことで
休部と言う形を取ってもらえ
何とか真悠は彼に
まだ走れるうちは
彼に走ってもらえるように
説得するつもりでいた

だか彼は退院後は
変わらずに学校には通い始めたが
部活に出ることはなかった
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