となり
『えっ?もえが倒れたって、どう言うことだよ。入院って、もえは平気なのかよ?』と
彼は真悠に激しく
掴みかかり問いただすと
真悠は彼の顔を見て
クスっと笑いながら
『心配なら、本人に連絡してみたら?』と
真悠の言葉に彼は
真悠から離れ背中を向ける

『別れるって言ったんだ。今更、連絡なんて出来るわけないだろ』と
彼は再びまた布団に
潜ろうとした時
真悠は彼を思い切り
床に突き飛ばし叫んだ

『あまったれんじゃないわよ。いつまで、そうやってウジウジしてるつもりなの?病気って言っても、今すぐどうこうなるわけじゃあるまいし、走りたいなら好きなだけ走ればいいし、もえちゃんが好きなら、別れなければいいじゃない。自分が好きなこと、沢山すればいいじゃない。病気…病気って何でも病気のせいにして、何もしないで諦めて、ずっとウジウジして部屋に閉じ籠ってるつもりなの?それでいいんなら、ずっと部屋に閉じ籠ってなさいよ。病気に立ち向かおうとしないで、始めから諦めるなら、始めから何もしないほうがましね。碧だって同じこと言うわね、きっと』と
真悠は彼に言うと
彼は真悠を睨みつけた
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