となり
そして私はゆっくり
椅子から立ち頭を下げた
今にも泣きそうな声で
『今回のことは、すいませんでした。沢山の人に迷惑をかけました。だけど、どうしても諦められないんです。どんなに辛いことがあっても、今はもうこのお腹の中にいる、赤ちゃんのことだけしか、考えられないんです。だから、もしも私のせいで、学校や友達に迷惑がかかるなら、学校を辞めます』と
言葉を出しきると涙が
自然に流れた

先生は私の涙を見ると
私のそばに寄りそして
優しく背中を撫でると
『ごめんね。七瀬さんの気持ちわかるけど、先生やっぱり賛成できないよ。だけど、七瀬さんが決めたなら、先生もう何も言わない。校長先生が何て言うかわからないけど、学校はもう通えなくなるのは、覚悟してね』と
先生の言葉に私は軽く頷いた

そして私と母親は
とりあえず家に帰ることになる
しばらくは学校を
謹慎になるため教室にある
私物をまとめに教室へ向かった

いつも歩いていた
教室までのこの廊下が
今日は長く感じ
そして切ない気持ちにさせる

教室の扉をゆっくり開くと
教室の中は人一人いない
私は静かに自分の席に座り
机の中にあった自分の
私物を片しながら思った
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