となり
第23章 ~闇~
退院が決まり久しぶりに
家に戻ってきた彼は
自分の部屋が何だか
とても懐かしく感じた
『空ちゃん、入るわよ』と
部屋の扉を開け
真悠が部屋の中に入ると
クリーニングに出され
綺麗になった制服を手にし
『明日から学校に行く?それとも今日帰ったばかりだし、二、三日休んでから行く?』と
真悠の問いかけに
彼は相変わらず何も答えず
ベッドに座りただ外を見つめ
ぼーっとしていた
真悠は壁に制服を吊るすと
何も言わずに寂しそうに
部屋から出ていく
彼は真悠が部屋を出るのを
確認すると壁に掛けられた
制服を見つめる
彼が学校を行かなくなって
もう一ヶ月が経っていた
そして綺麗に掃除された
部屋の隅にはもえから
プレゼントされた
スポーツバックがある
彼はそっと近づき
そしてスポーツバックに
手をかけた瞬間―
手が激しく痺れそして震えた
そして力がなくなり
手の感覚が無くなると
彼は自分の手の平を見つめ
自分の体が震えるのがわかった
ガチャ~ン…と
大きな音が何度も
彼の部屋から響き
真悠はリビングから慌てて
彼の部屋に向かうと
彼は部屋に置いてあった
本や服などありとあらゆる物を
勢いよく撒き散らしていた
家に戻ってきた彼は
自分の部屋が何だか
とても懐かしく感じた
『空ちゃん、入るわよ』と
部屋の扉を開け
真悠が部屋の中に入ると
クリーニングに出され
綺麗になった制服を手にし
『明日から学校に行く?それとも今日帰ったばかりだし、二、三日休んでから行く?』と
真悠の問いかけに
彼は相変わらず何も答えず
ベッドに座りただ外を見つめ
ぼーっとしていた
真悠は壁に制服を吊るすと
何も言わずに寂しそうに
部屋から出ていく
彼は真悠が部屋を出るのを
確認すると壁に掛けられた
制服を見つめる
彼が学校を行かなくなって
もう一ヶ月が経っていた
そして綺麗に掃除された
部屋の隅にはもえから
プレゼントされた
スポーツバックがある
彼はそっと近づき
そしてスポーツバックに
手をかけた瞬間―
手が激しく痺れそして震えた
そして力がなくなり
手の感覚が無くなると
彼は自分の手の平を見つめ
自分の体が震えるのがわかった
ガチャ~ン…と
大きな音が何度も
彼の部屋から響き
真悠はリビングから慌てて
彼の部屋に向かうと
彼は部屋に置いてあった
本や服などありとあらゆる物を
勢いよく撒き散らしていた