となり
そして梨沙子の存在が
とても大きく感じ
今の私には唯一の
大切な親友だと改めて感じ
涙が溢れそうになった

―ねぇ梨沙子
私はずっと
梨沙子を頼ってばかりで
梨沙子に迷惑かけてたよね
だけどね
こんなに大事って思える
親友は梨沙子以外
考えられないって思ってるよ
最後までありがとう…
そして…
梨沙子…大好きだったよ
―もえのあの時の言葉
嬉しかったんだ


『ありがとう、梨沙子。本当は、私が彼の所に会いに行きたいけど…』と
言葉が濁る

『うん…うん…。もえが瑞木に会いたい気持ちわかるよ。だけど今は、倒れたばかりなんだから、また倒れでもしたら、私も心配だよ。今は辛いけど、赤ちゃんのこと考えて体力つけないとね。大丈夫、私にまかせて。瑞木もきっともえが赤ちゃん出来たこと聞いたら喜ぶに決まってるんだから、きっと瑞木~もえに会いに来るよ。じゃあ瑞木の家の住所教えてね』と
私達は電話を切ると
私は梨沙子に彼の家の
住所をメールで送ると
気持ちはだいぶ軽くなっていた
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