となり
『切符買わね~と』と
信吾は切符売り場の前に
立ちながら掲示板を見つめる
『えっと、いくら?』と
梨沙子は鞄から財布を取り出す
『あれじゃね?』と
掲示板を指しながら
信吾が言うと梨沙子は
お金を入れると切符を
大人二枚購入し
信吾に一枚手渡した
『何かドキドキするね』と
梨沙子は改札を通り抜けると
『ドキドキしね~よ。それより、今日傘持ってきた?雨降るって母さん言ってたんだけど、俺持ってくんの忘れたんだよな』
『うん、折り畳み傘持ってきたよ。家のお母さんも雨降るからって朝持って行きなさいって言って、傘渡されたから』
『ならいいや。梨沙子が持ってれば心配ないな』
『心配ないって、始めから持ってくる気なかったんじゃないの?』
『ちげーし。あっ、それより、空太に連絡入れといたのか?』と
信吾の問いかけに
続いていた会話が途切れた
そして次の瞬間
ホームに響き渡る音に
『あっ、ほら。電車来たよ』と
梨沙子は誤魔化しながら
会話をずらした
信吾は切符売り場の前に
立ちながら掲示板を見つめる
『えっと、いくら?』と
梨沙子は鞄から財布を取り出す
『あれじゃね?』と
掲示板を指しながら
信吾が言うと梨沙子は
お金を入れると切符を
大人二枚購入し
信吾に一枚手渡した
『何かドキドキするね』と
梨沙子は改札を通り抜けると
『ドキドキしね~よ。それより、今日傘持ってきた?雨降るって母さん言ってたんだけど、俺持ってくんの忘れたんだよな』
『うん、折り畳み傘持ってきたよ。家のお母さんも雨降るからって朝持って行きなさいって言って、傘渡されたから』
『ならいいや。梨沙子が持ってれば心配ないな』
『心配ないって、始めから持ってくる気なかったんじゃないの?』
『ちげーし。あっ、それより、空太に連絡入れといたのか?』と
信吾の問いかけに
続いていた会話が途切れた
そして次の瞬間
ホームに響き渡る音に
『あっ、ほら。電車来たよ』と
梨沙子は誤魔化しながら
会話をずらした