となり
゛もえ、明日瑞木に会いに行くけど、何か伝えることはある?゛
゛ううん。何もないよ。ただ今でも私は空太が好きって気持ちは変わらないってことは伝えてくれるかな?゛
゛うん、わかった。もえ、きっと大丈夫だからね。私がきちんと瑞木に言ってくるから。瑞木だってきっともえに、会いに来たいに決まってるんだから。あっそうだ、明日行くってことは、瑞木に連絡した方がいいかな?゛
゛梨沙子、本当にありがとうね。彼には何も言わないでいいと思う。連絡したら会ってくれないような気がするから゛
゛わかった。じゃあまた明日帰って来たら連絡するね゛
゛うん、ありがとうね゛
―昨日もえと話したことだった
梨沙子はもえに言われた通り
彼には何も告げずに
彼に会いに行くことにした
電車に乗り込むと
中は少し人がパラパラと
席に座っているのが見える
梨沙子と信吾は端の空いている
席に腰を下ろすと
小さくため息を漏らした
『梨沙子、ここからどのくらいかかるんだ?』と
信吾はあくび混じりに
問いかけると梨沙子は
携帯を開きもえからもらった
彼の家までの経路が記された
メールを見つめた
゛ううん。何もないよ。ただ今でも私は空太が好きって気持ちは変わらないってことは伝えてくれるかな?゛
゛うん、わかった。もえ、きっと大丈夫だからね。私がきちんと瑞木に言ってくるから。瑞木だってきっともえに、会いに来たいに決まってるんだから。あっそうだ、明日行くってことは、瑞木に連絡した方がいいかな?゛
゛梨沙子、本当にありがとうね。彼には何も言わないでいいと思う。連絡したら会ってくれないような気がするから゛
゛わかった。じゃあまた明日帰って来たら連絡するね゛
゛うん、ありがとうね゛
―昨日もえと話したことだった
梨沙子はもえに言われた通り
彼には何も告げずに
彼に会いに行くことにした
電車に乗り込むと
中は少し人がパラパラと
席に座っているのが見える
梨沙子と信吾は端の空いている
席に腰を下ろすと
小さくため息を漏らした
『梨沙子、ここからどのくらいかかるんだ?』と
信吾はあくび混じりに
問いかけると梨沙子は
携帯を開きもえからもらった
彼の家までの経路が記された
メールを見つめた