となり
『茶色家…手作りの表札…、これじゃね?だけど瑞木じゃね~ぞ』と
信吾の言葉に梨沙子は
『うん、ここで合ってるよ。瑞木、お父さんと暮らし始めて苗字変わったってもえが言ってたから』 と
梨沙子の言葉に信吾は
軽く頷きそして呼び鈴を押した

ピ~ンポ~ンと
呼び鈴が鳴り響く
応答はなかく再び信吾は
呼び鈴を鳴らした

『おいっ、いね~んじゃね~の?』と
信吾は言葉を漏らすと
インターホンから声がし出した

『はい、どちら様でしょうか?』と
呼び鈴に気付き慌てて
真悠は応答した
真悠の問いかけに
『おはようございます。突然の訪問ですみませんが、空太君はいらっしゃいますか?』と
梨沙子は答えた

梨沙子の言葉に真悠は言葉を濁し
『すみませんが、今は事情がありまして、空太は家にはいないんですが、失礼ですがどちら様でしょうか?』と
真悠の言葉に梨沙子は
『空太君とは、以前中学が一緒だった、木村梨沙子と言います。今日は、もえの代わりに空太君に会いに来ました。会ってお話出来ることは出来ますか?』と
梨沙子の言葉に真悠は
インターホンを切ると
足早に玄関に向かい扉を開けた
< 365 / 411 >

この作品をシェア

pagetop