となり
第2章 ~記憶~
朝が苦手で目が覚めても
あと五分…と
目覚ましに言い聞かせて
また気がつくと
二度寝していた私―
だけど今日は
目覚ましの音より
先に目が覚める
今日の朝は
いつもとはちがう
¨特別なもの¨
もうこの制服を
着ることはない…と
思っていた―
もう一度この制服に
袖を通せる
私は壁に掛けられた
制服を見つめながら
ニヤニヤしていた
リビングへ行くと
『おはよう、制服どう?』と
母親の問いかけに
私は何も言わずに笑うと
『何ニヤニヤ朝からしてるの?気持ち悪いわね~』と
母親の言葉に
『別に~(笑)』と
朝からテンション高めに
意味深に笑った
テーブルの上に用意された
焼きたての
トーストをかじり
鼻歌がこぼれる
『朝から変な子ね。具合は大丈夫なの?』と
母親に言われても
私は顔がにやけて
止まらなかった
始めて恋をし…
そして…
初めて運命を感じ
生まれて初めて
宝物ができました
いつもと変わらない
景色さえも
キラキラして輝き
別の世界にいるようだった
あと五分…と
目覚ましに言い聞かせて
また気がつくと
二度寝していた私―
だけど今日は
目覚ましの音より
先に目が覚める
今日の朝は
いつもとはちがう
¨特別なもの¨
もうこの制服を
着ることはない…と
思っていた―
もう一度この制服に
袖を通せる
私は壁に掛けられた
制服を見つめながら
ニヤニヤしていた
リビングへ行くと
『おはよう、制服どう?』と
母親の問いかけに
私は何も言わずに笑うと
『何ニヤニヤ朝からしてるの?気持ち悪いわね~』と
母親の言葉に
『別に~(笑)』と
朝からテンション高めに
意味深に笑った
テーブルの上に用意された
焼きたての
トーストをかじり
鼻歌がこぼれる
『朝から変な子ね。具合は大丈夫なの?』と
母親に言われても
私は顔がにやけて
止まらなかった
始めて恋をし…
そして…
初めて運命を感じ
生まれて初めて
宝物ができました
いつもと変わらない
景色さえも
キラキラして輝き
別の世界にいるようだった