となり
真悠と直人の二人が
付き合うことになるずっと前に
直人とは運命のイタズラか
既に碧と高校時代に会っていた

始めて二人が出会ったその日は
碧がバイトに行った初日だった
碧はとても緊張していた
『今日から入ることになった瑞木さんです』と
碧が初めてバイトする
本屋さんの店長さんが
お店で働いている
そう彼…直人に紹介をした
それが二人の初めてだだった

『よろしくお願いします』と
少し緊張気味に挨拶しをすると
『じゃあ、佐藤君色々教えてあげてね』と
店長は直人に碧を頼むと彼は
『佐藤直人です。今日からよろしくね』と
ニコニコしながら
碧に手をさしのべ
碧は少し照れながら
『瑞木碧です。よろしくお願いします』と
直人の手を握る

働き始めの二人の間は
碧の人見知りのせいか会話も
なかなか続かなかったが
次第に仕事をするようになり
碧は直人に少しづつ
心を許し次第に仲良くなる
お互いのことを話すようになり
バイト以外でもよく二人で
外出する仲にまでなった

そして碧がお気に入りの
一冊の絵本がきっかけで
直人の夢もまた碧と同じ
幼稚園の先生になりたいと知り
自分と共通する思いが
次第に二人の距離も近づき
お互い大切な存在に変わった
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