となり

昼食を食べながら
私は彼のことを考えていた
『もえ～、そう言えば、瑞木とはどこまで行ってんの？』と
パンをくわえながら
梨沙子の問いかけが
耳に入らなかった

『ちょっと、もえ？聞いてるの？』と
梨沙子が私の体を叩きながら
急に話かけた

私は考え事をしながら
口に含んでいた飲み物を
吹き出しそうになりながら
『えっ？ごめん、何の話？！』と
私は慌てて言い返す

梨沙子はニヤニヤと笑い
『だから、瑞木とは何処まで進んでるの？って話だよ』と
再び問いかけた

私は何も答えられなかった
自分が気付くように
私は彼が好きと言う気持ちは
そばにいて分かったいた

だけど彼も私と同じ様な
気持ちとは限らない
特に付き合おうと
言われたわけでもないし
言ったわけでもない
私達の関係ってなんなんだろう
なんてことを考えてしまった