となり
飛行機に乗って
どのくらい経ったのか
気が付くと着陸の合図がし
飛行機は止まると
待ちに待った北海道に着く

再びロビーで班の点呼確認をし
ロビーから外に出ると
夏の季節なのに少し肌寒かった
私は制服の上から上着を羽織り
周りを見渡し大きく息を吸う

いつも目にする景色とは
全く違う景色に
新鮮な気持ちになった
そして再び背を伸ばしながら
大きくと息を吸い込むと
空気がおいしく感じた

私達はクラスごとに
用意されていたバスに乗り込む
中では再び点呼確認をし
先生がこれからの
予定を話し始めていた

私は窓際の席に座り
隣には梨沙子が座る
ワイワイと生徒の声ががする
私はぼーっと外を見つめていた
先生の話が始まり出すと
バスはゆっくり走り出した

バスの中から見える景色を
私は物珍しそうに
ひたすら見つめていた
走り続けて行くと次第に景色は
海岸沿いになり始める

『うわ~綺麗だね。ホテルも海沿いらしいよ』と
梨沙子が私の横から急に
顔を出してはしゃいでいた
< 90 / 411 >

この作品をシェア

pagetop