黒い飴玉


それから……

獏と私は色々な話をした。

昔のある国の王様に作った夢とか……。

獏も最初はお前と言っていたのに、最後は玲と呼んでくれてすごく嬉しかった。
そして徐々に柔らかい笑みで話していく彼に段々と惹かれていった。



けれど……




楽しい時間はあっという間に過ぎていくものだった。



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