愛し過ぎたから


−−よしっ!!−−


私は追い討ちをかけるように早口で続けた。


『愛してるんでしょ?リサさんだけ見て貰いたいんでしょ?』


リサは、膝に俯せていた顔をゆっくりとあげて、こちらを見た。


その目には、私を敵対視する光が宿されていた。


『あのね、私は、アイツな事なんてなんとも思ってないの。でもね、もし……その……アイツが、私を抱いたら、リサさん嫌よね?』




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