愛し過ぎたから


今日は、あかねと昼間約束していた。


さすがに昼間なら大丈夫だろうと思ったのだ。


それにいつまでも引きこもって生活しているわけにも行かない。


空は真っ青なのに冷たい風が吹きつけるとさすがに寒い。


私はコートの襟を立て、身を縮めるようにして歩いた。


−う〜〜寒いっ−




しばらくして待ち合わせの店に着き、コーヒーを啜っていると、あかねがやってきた。




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