愛し過ぎたから


あかねがショッピングをしまくったおかげで、お昼をとうに回ってしまった。


いささか荷物が増えて、二人共、両手が塞がってしまっていた。


近くの公園のベンチで一休み。


『いやぁ〜買ったねぇ〜!』


満足そうな、あかね。


『これ、ちゃんと一人で持って帰れるの〜?』


『大丈夫!そうだ、喉渇かない?これさ、うちの会社の新商品のコラーゲンドリンクなんだけど、飲んでみて?明日、お肌つるっつるよ!』




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